不動産にも決算値引きがある
スーパーに行くと、2月の月末などに決算セールがされることがあります。多くの会社では決算が3月ですが、なぜスーパーは2月に行うのでしょうか。これは2月を決算にしているところが多いからです。2月といいますと通常の月よりも日数が少なくなります。通常でしたら当然売上は下がりますが、決算セールを行うことで通常付きよりも売上を計上することもあります。例年行われることなので、これを狙って買い物に行く人もいるはずです。小売業においてよく見られる光景ですが、決算時に売上を上げたい企業はその他にもたくさんあります。予定よりも上がっていない場合などは、無理をしてでも計上したいと考えることがあります。不動産を扱う会社でも同様になります。ここの担当者や事業部にノルマがありますから、それを達成しようとするのです。
このときに利用するのが値引きになります。値引きをすれば購入しようとする人が増えます。それがわかっているから行うのです。買手としてもそういった会社の事情を知っていれば決算期を狙うこともあります。年度の始めなどであればわざわざ待つ必要はありませんが、決算期が1箇月前に迫っているなら、もう少し待って値引きをしてもらうようにします。